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ウェビナーの商談化率を最大化するフォロー施策|商談化率向上のコツは顧客との接点創出にあり!

目次

ウェビナーはオフラインのセミナーに比べて低コストでリードを獲得しやすい施策と言われています。しかし、情報収集を目的とした参加者が多いため、ウェビナーからのリードを商談化できるかどうかはインサイドセールスにかかっていると言っても過言ではありません。


ここでは、ウェビナーのフォロー施策で商談率を高めるプロセスとコツをお伝えします。「適切なフォロー施策でリードを引き上げたい」「商談化率を高めたい」という方はぜひ参考にしてください。


ウェビナーの商談化率の実態

ウェビナーの商談化率は、企画の内容や商材自体の質のほか、顧客との関係値が数字を大きく左右します。ここではウェビナーの商談化率の実態を押さえておきましょう。

ウェビナーの商談化率はフォロー体制に依存する

ウェビナーを商談化のステップに進めるには、いかに顧客と接点をつくり、フォローできるかが鍵を握ります。オフラインのセミナーとウェビナーの違いは、参加者と直接対面する場がないことです。オフラインセミナーの場合は開催後にそのまま対面でアプローチすることができますが、ウェビナーの場合は叶いません。


また、情報収集を目的とした参加者が多いため、一度のウェビナーで商談まで持ち上げることはあまり現実的ではありません。顧客との関係構築の場としてウェビナーを活用し、長期的なフォローで商談化へつなげる必要があります。

ウェビナーの商談化率を左右するフォローのタイミング

商談化率を高めるためのフォローは、タイミングが肝心です。特にウェビナーの開催直後は購買意欲が高まっているので当日すぐにアプローチできると効果的でしょう。


逆にフォロー体制が整っていないと「興味がある」「もっと詳細を知りたい」というユーザーの感情は徐々に冷めてしまい、せっかくのリードを逃してしまいます。顧客一人ひとりに対して、フォローのタイミングをしっかりと見極めることが重要です。

ウェビナーの商談化率の目安

ウェビナーは主に4種類に分類でき、それぞれが得意とする領域やメリット、商談化率が異なります。ターゲットやシーンに応じて使い分け、掛け合わせることで相乗効果を生み出し商談化率を引き上げます。

自社ウェビナー

自社ウェビナーは、企業が独自に企画し実施するウェビナーで、商談化率の目安は10%と言われています。自由度が高くオリジナリティも出しやすいことからブランディングにも活用できます。マーケティングとしては既にサービスや商品へ興味関心があるリードに効果的で、自社の商材や知識を直接的に提示できる点が最大のメリットです。

事例ウェビナー

事例ウェビナーは、自社の商材を実際に導入したクライアントの事例を紹介するウェビナーで、商談化率の目安は15〜20%と言われています。ユーザーのリアルな評価や導入後の変化を数字で可視化して取り上げることで、信頼や評価を高めることができます。既に自社を認知してくれている顧客に対して、さらに自社商材を深く知ってもらう場として活用すると効果的です。

共催ウェビナー

共催ウェビナーは他社と合同で運営・企画をするウェビナーで、商談化率の目安は5%と言われています。自社と親和性の高い複数の企業と協力することで、より価値の高いコンテンツを顧客に提供できます。さらに、共催企業と参加者リストを共有することで新規顧客へのリーチが可能となるため、単独でウェビナーを開催するよりも大幅な集客数を見込むことができる点が大きなメリットです。

カンファレンス

カンファレンスは、特定の業界やビジネスに焦点を当て、外部に向けて大々的に開催するウェビナーです。商談化率の目安は1%と言われていますが、数百人から数万人規模で開催するため、自社やサービスを認知してもらう場所としては最適です。業界の著名人や有識者による講演・対談がメインコンテンツである場合が大半で、リードに有益な情報を届けることに注力できます。


ウェビナーの商談化率を高める4つのプロセス

ここからは実際にウェビナーの商談化率を高めるためのプロセスを4ステップに分けて紹介します。

STEP1  リードに優先順位をつける

限られたリソースや時間の中で効率良く商談化率を高めるためには、ウェビナーの開催が決まった段階でリードに優先順位をつけましょう。優先順位をつける基準は自社で定義した見込み度合いやウェビナーの視聴時間などで、総合的な判断が重要です。テーマとの親和性が高い企業や何度も視聴に来ているリピートユーザーなど、商談につながる可能性が高い順に優先的にアプローチするとなお良いでしょう。

また、ウェビナーの開催を重ねるごとに優先順位の見直しが必要です。「テーマに合わせて重要ターゲット企業の参加者へは最優先に案内する」「離脱者は優先度を下げる」など効率的なアプローチができるように体制を整えておきましょう。

STEP2 ウェビナーフォローの体制やアンケートシートを準備する

顧客へのフォローの体制や参加者へのアンケートシートは事前準備が鉄則です。顧客へのフォローを別部隊のインサイドセールスが行う場合は、顧客の熱量や関心度などの情報を随時共有しておきましょう。また、アンケートの回答は貴重な顧客の声につながります。質問事項を適切に厳選し当日に備えましょう。

STEP3 開催後、参加者の興味が冷めないうちにフォロー

ウェビナーが終了したら、商談化率が高いと見込んだ参加者から順にフォローしましょう。優先度が高い参加者には、当日もしくは翌日中の購買欲が高いうちに電話でのアプローチが効果的です。優先度の低いリードにはマーケティングオートメーションツールなどを活用して一斉にフォローメールを送信し、リアクションを探りましょう。

STEP4 興味をもってくれたら個別に引き上げる

アンケートやアフターフォローの連絡にポジティブな回答をしてきたユーザーは逃さないように、個別に引き上げましょう。すぐに商談とはいかずとも、個別の課題を解決するコンテンツや商材のデモンストレーション、事例紹介といったコンテンツを提供することで、顧客との関係値を深めることができます。


ウェビナーの商談化率を高めるために重要な「接点」の作り方

ウェビナーの商談化率を高めるには、ファーストコンタクトから商談化に至るまでのプロセスで、いかにして顧客との「接点」をつくるかが重要です。この関係性を維持しつつ、商品・サービスへの興味関心を高めた先に商談化や成約があります。ここではウェビナーの商談化率を高めるために重要な「接点」の作り方をより具体的にお伝えします。

ウェビナー開催前

ウェビナー開催前から顧客との関係作りは始まっています。まずはウェビナー開催前の接点の作り方を解説します。

コアターゲットには優先的にアプローチ

自社の商材に既に興味関心を抱いている検討層や重要なターゲット企業には、優先的にアプローチをして先手を打ちましょう。公には告知する前の優先アナウンスで個別にウェビナーを案内することで、参加率を高めることができます。


また、参加が決まれば決め手となった理由を確認して知りたい情報や要望を先に拾い上げておくと、ウェビナー当日に情報提供でき、満足度をより向上させられます。

ウェビナー後の接触機会を確保しておく

コアターゲットに対してはウェビナー後の接触機会を事前に確保しておけると良いでしょう。申し込み確認完了の連絡をする時に、ウェビナー後に連絡を入れたい旨をひと言伝えておくなど簡単なアナウンスで問題ありません。

大切なのは、あくまでもターゲットと接点を増やし関係構築をすることに重きを置くことです。ウェビナー後のアポの獲得がゴールではないため、くれぐれも押し付けないように注意しましょう。

ウェビナー当日

ウェビナー当日の参加者との丁寧なやりとりが、満足度向上や商材への理解促進につながります。当日は参加者一人ひとりに気を配り、臨機応変な進行を目指しましょう。

インタラクティブなやりとりを欠かさない

ウェビナー開催中は、参加者のコメントや質問にリアルタイムで反応したり質疑応答の時間を設けたりと、活発なやり取りができる環境を整えましょう万が一接続トラブルが起きた時には、再接続のアナウンスを流したり、別途、個別対応するなど臨機応変に動けるように備えておくと安心です。


アンケートで満足度や興味度、課題感を把握する

アンケートはウェビナーの最後に解答時間を設けておくと高い回収率を期待できます。回答作業が参加者の負担にならないように質問数は厳選しておくのが無難です。ウェビナー満足度や商品サービスへの興味、購買意欲、求めている情報などの課題を拾い上げ、顧客の情報を把握しましょう。


アンケートの情報分析からフォローアップまでの時間はできるだけ短縮してPDCAを回すのが理想です。

ウェビナー後

ウェビナー後の動きが商談化率を大きく左右します。インサイドセールスを活用した抜かりないフォローが重要です。

インサイドセールスを効果的に活用する

ウェビナー後のフォローにはインサイドセールスを効果的に活用しましょう。顧客が求めているフォローは十人十色のため、関心度合いや個別のニーズを見極めて、フォローアップの方法を切り分ける必要があります。


電話やメールでのアプローチのほか、必要に応じて当日使用したプレゼン資料や動画を共有したり、追加資料や情報を提供したり、次回以降のウェビナーに招待したりと柔軟に対応しましょう。

個別対応で適切なコンテンツを提供する

興味関心度の高い検討層の参加者には、個別対応で適切なコンテンツを提供しましょう。具体的には「課題解決の最適解」として自社商材を提示する構成にすることで、顧客の購買意欲を引き上げられます。


商談にステップを進められるかどうかは、ほかの解決手段に対していかに優位性があるかを伝えられるかどうかにかかっています。

欠席者にアプローチを行う

ウェビナーの欠席者にもアプローチをかけるのを忘れてはなりません。申し込みはあったものの当日参加がなかったユーザーもターゲット層である確率が非常に高いと言えます。接点を絶やさないという意味でも忘れずにメールを送信して、次回のウェビナーへの参加を促しましょう。


まとめ

ウェビナーの商談化率を最大化するには顧客と適切なフェーズで適切な接点を持ち、長期的な視点で顧客との関係を育むことが大切です。「接点」の創出に欠かせないフォロー施策にはインサイドセールスを上手く活用しましょう。


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