ウェビナー代行とは?運営代行会社の選び方とおすすめ企業11選も紹介!
ウェビナーの開催を成功させるためには、企画、運営、フォローアップといった多岐にわたる業務が必要ですが、それらを全て自社で行うのは人員やノウハウ面で大きな負担となる場合があります。そんな時に役立つのが「ウェビナー運営代行サービス」です。
本記事では、ウェビナー運営代行に依頼できる具体的な業務内容や、最適な代行会社を選ぶ前の準備、選び方のポイントなどを詳しく解説します。また、おすすめの代行会社も紹介しますので、これからウェビナーの開催を検討している方や、より効率的な運営を目指したい方はぜひご覧ください。
ウェビナー運営代行に依頼する業務一覧
ウェビナー運営代行とはウェビナーの企画・準備・運営・アフターフォローといった一連のプロセスを専門的にサポートするサービスを指します。ウェビナーを成功させるためには、企画から運営、フォローアップに至るまで、さまざまな業務が関与し、これらの業務を自社内で完結させるには負担が大きいため、運営代行の活用が適しているケースもよく見られます。
運営代行に依頼できる主な業務は、以下の通りです。
企画立案 | テーマ選定やターゲット分析、コンテンツ構成の提案など、ウェビナーの土台作りをサポート。企業の目的や課題に応じた最適な内容のプランニングが含まれる |
集客支援 | SNS広告やメールマーケティング、ランディングページの制作などを通じて、集客活動を代行。ターゲット層への効率的なリーチが可能 |
配信ツールのセットアップ | 企業ごとの環境に合わせた最適な配信ツールの選定から操作設定までを代行 |
配信サポート | ウェビナー当日の配信運営や技術サポートを実施。トラブルシューティングやスムーズな進行を支えるスタッフの派遣まで含まれる |
フォローアップ業務 | ウェビナー終了後のアンケート集計や参加者データの整理、リードナーチャリングを目的としたメール送付など、ウェビナー後に必要なフォローアップ業務を代行 |
分析レポート作成 | 参加者データや視聴時間、アンケート結果などを基に、ウェビナーの効果を分析し、改善点を提案 |
以下の記事ではウェビナーの基本的な知識と開催の流れについて説明しておりますので、代行業務の内容理解の参考にしてみてください。
初めてのウェビナー開催ガイド〜準備から配信までの流れ〜|ZoomとMicrosoft Teamsはどう違う?
ウェビナー運営代行の会社を選ぶ前の準備
ウェビナー運営代行の会社を選ぶ前に、まずは自社のニーズを明確にすることが重要です。適切な代行会社を選ぶ前の準備は主に以下の2つです。
ボトルネックを整理して、ウェビナー業務の何を依頼するか決めておく
ウェビナー運営には多くのステップがあり、それぞれ異なるスキルやリソースを必要とします。まずはどの部分が課題となっているかを整理しましょう。
例えば、配信ツールの設定や配信中の操作など技術的な面で課題を感じている場合、配信サポートが強い会社を選ぶと良いでしょう。集客に課題がある場合は、マーケティング支援に長けた代行会社が最適です。社内の人手やノウハウが不足している部分はどこかを考え、リソース不足箇所を洗い出すことで、依頼すべき業務が明確になります。
継続的にウェビナーを実施する必要があるか考える
定期開催のウェビナーと一度きりのウェビナーでは、求められる支援内容が異なります。継続開催の場合、企画の一貫性やターゲット層への定着を重視する必要があります。そのため、長期的な視点での企画や参加者への継続的なフォローアップが可能な代行会社を選ぶのが重要です。一方、単発のイベントであれば、即効性のある集客や当日の運営支援に重点を置くと良いでしょう。
ウェビナー運営代行の会社の選び方
数多く存在するウェビナー運営代行会社から最適なパートナーを選ぶには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。ここでは会社の選び方について解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
配信スタジオを保有しているか
高品質な映像と音声でウェビナーを配信するためには、専用の配信スタジオを保有している代行会社を選ぶことが有効です。スタジオにはプロの機材や照明、音響設備が整っており、クオリティの高い配信が可能となります。特に製品デモやパネルディスカッションなど視覚的要素が重要な場合には、スタジオ利用が欠かせません。
集客支援まで行っているか
集客がウェビナーの成功を左右するため、代行会社が集客支援を行っているかは重要な判断基準です。SNS広告の運用やメールマーケティング、専用のランディングページの制作など、包括的な集客施策を提供しているか確認しましょう。
マーケティングを理解している企業か
ウェビナーはマーケティングの一環であるため、代行会社がマーケティング戦略に精通していることも重要です。リード獲得やコンバージョン向上を目的とした施策提案ができる企業を選ぶことで、ウェビナーの成果を最大化できます。
以下の記事で、ウェビナーマーケティングの概要や成功のポイントを紹介していますので、まずはウェビナーマーケティングに関して知りたい方はぜひ参考にしてください。
ウェビナーマーケティングとは?注目されている理由と成功させる5つのポイント|FanGrowth(ファングロース)
料金システム
料金体系は代行会社によって大きく異なるため、自社の予算や目的に合わせて選ぶことが大切です。代表的なプランと適している企業を表にしましたのでぜひ参考にしてみてください。
固定料金制 | 毎月または年間で一定の料金を支払う。予算管理がしやすいため、事前に予算を確定させたい企業に適している。 |
成果報酬制 | 参加者数や売上など成果に応じて代行費用を支払う。成果が出ない場合のコストを抑えられ、リード獲得や商談化を重視する企業に適している。 |
パッケージ料金 | 特定の機能やサービスがセットになった料金プラン。一貫したサポートを受けられ、初めてウェビナーを開催する企業や内部リソースが限られ業務負担を軽減したい企業に適している。 |
代行会社を選ぶ際には必ず見積もりを依頼し、追加費用の有無や提供されるサービスの範囲を確認しましょう。
配信ツールを自社で保有しているか
配信ツールを自社で保有している代行会社は、トラブル時や設定変更が必要な際に、外部のツール提供会社を介すことなく対応できるため、配信がスムーズに進みます。ツールの機能や操作に精通したスタッフが対応するため、何かあった場合も迅速に解決できるのが強みです。わざわざ外部のツールを採用する必要がないため、運営全体のコスト削減につながるという利点もあります。
ウェビナー運営代行おすすめ企業11選
ウェビナー運営を効率化し、成功に導くためには、自社に適した運営代行サービスの利用が効果的です。ここでは、数あるウェビナー運営代行会社の中でもおすすめな企業と、その強みや特徴をわかりやすく紹介します。
FanGrowth
エキサイト株式会社が提供する「FanGrowth」は、ウェビナーを活用したマーケティングに特化した支援を提供するサービスです。企画立案から配信、効果測定までの全プロセスを一貫してサポートし、特にBtoB領域で多くの実績を持っています。
FanGrowthの強みは、リード獲得に向けた戦略的なウェビナー運営と、具体的な商談化率向上を実現するフォロー施策です。また、独自のマーケティングツールを活用したデータ分析を得意とし、配信後の効果測定結果を活かした次回施策の提案まで行います。
他にも、マッチング機能による人脈に頼らない共催ウェビナー開催や、OpenAI社のChatGPTを統合した「FanGrowth AI」による自動文字起こしやレポート作成などさまざまな機能があります。
FanGrowthのサービスについてより詳しく知りたい方は、以下のページより詳細をご覧ください。
ENVY
株式会社ENVYの提供するセミナーBPOサービスは、オンラインセミナーの運営を包括的にサポートする内容で、企画や集客、資料作成から当日の司会進行まで、登壇者が本番に集中できるよう必要な業務を代行します。
2,000回以上のセミナー運営実績を基にした、受注を重視した実践的なサポートが特徴です。特に、セミナーの成果が受注につながらないという課題に対して、その場で意思決定を促す「顧客獲得セミナー」の手法を取り入れています。
マジセミ
マジセミ株式会社が提供する「マジセミ」は、ウェビナーの企画担当者が抱える「企画」「集客」「運営」の3大不安をサポートするサービスです。成果報酬型の料金体系を採用し、課題やニーズに応じた企画提案から参加者集客、当日の運営、事後フォローまでを一貫して代行します。主催者は当日の準備と講演に集中できるのが特徴です。
集客面では、1回のウェビナーにつき参加者20名から実施可能で、集客数に応じた成功報酬型プランを提供しています。さらに、定期開催プランや商談保証プランもあり、予算や目的に合わせて選択可能です。
セレブリックス
株式会社セレブリックスのウェビナー代行サービスは、業種や商材を問わず、ウェビナーの企画から商談までを包括的にサポートする点が特徴です。自社開催のイベントで200リード以上を獲得した実績があり、DM配送、集客メールやランディングページの作成代行、Webマーケティングの展開、専門媒体や紙面での販売促進など、多岐にわたる手法でウェビナーの告知を行います。
さらに、集客数を増やすためのウェビナー企画やターゲット選定からのサポートも提供しており、高い成果が期待できます。
フロンティアチャンネル
株式会社フロンティアチャンネルの配信代行サービスの強みは、豊富な実績と幅広いサービス内容にあります。ウェビナーの企画立案から実際の配信、運営までトータルでサポートを行い、特に視聴者の参加率を高める工夫や、高品質な動画配信技術を駆使した安定した配信が特徴です。
また、クライアントの目的に応じた柔軟なサービス提供が可能で、単発イベントだけでなく継続的なウェビナー運営にも対応しています。さらに、ウェビナー後の視聴者データを活用したレポート作成やフォローアップ支援も行い、集客から成果につながる運営を実現します。
ガイアックス
株式会社ガイアックスが提供するウェビナー代行サービス「comlive」は、官公庁や上場企業を含む豊富な実績を持ち、ウェビナーの企画から配信、事後フォローまで一貫したサポートを強みとしています。特にYouTube Liveを活用した双方向型イベントや、オフライン会場とオンライン登壇者を組み合わせたハイブリッド配信など、多様な形式に対応可能です。
自社でライブ配信スタジオを完備しているため、高品質な配信が可能で、スタジオ手配の手間を省くことができます。また、1万人規模の大型イベントにも対応できる技術力と、Pマーク取得による高いセキュリティ水準で、安心して依頼できる点も大きな魅力です。
Jストリーム
株式会社Jストリームのウェビナー代行サービスは、年間1,800件以上のライブ配信実績を誇り、経験豊富な技術者によるサポートが可能です。自社ネットワークを活用した高画質・高音質な映像配信が特徴で、安定した運営を実現します。また、配信後にはアクセス数や平均視聴時間などのデータ分析を提供し、次回のウェビナー改善につなげることができます。
さらに、動画やライブ配信だけでなく、オンラインイベントや教育研修動画の活用、バーチャル株主総会など幅広い用途に対応できる柔軟性も魅力です。
ビズブースト
ビズブースト株式会社が提供する配信代行サービスは、専門のコンサルタントによる丁寧なヒアリングをもとに顧客のニーズに合わせたプラン提案や、最適なウェビナーツールの選定・運用サポートが強みです。さらに、デジタル広告出稿やLP作成、テレマーケティングなどの幅広い集客支援を提供し、効果的なリード獲得を実現します。
また、22万円からの基本サービスに加えて多様なオプションが用意されており、必要なサービスだけを選択できる柔軟性も魅力です。官公庁での運用実績や多数のイベントプロデュース経験を活かし、クライアントのビジネス課題を解決する質の高いサポートを提供しています。
フェイクスター
株式会社フェイクスターが提供する配信代行サービスは、小規模なセミナーから大規模な展示会、ライブイベントまで幅広い配信ニーズに対応できることを強みとしています。YouTube LiveやLINE LIVE、Zoomウェビナーなど、多様なプラットフォームでの配信が可能で、複数プラットフォームへの同時配信にも対応しています。企業やアーティストを含む300社以上の配信実績を持つため、豊富な経験を活かした質の高い配信が期待できます。
さらに、配信者側が機材を用意する安価なプランから、カスタマイズされた大規模イベント対応プランまで、柔軟なサービスを提供している点も魅力です。高品質な配信を低コストで実現する「ロープライスハイクオリティ」を掲げ、配信後のデータ納品や動画編集にも対応し、クライアントの多様な要望に応えるトータルサポートを提供しています。
bizlive
木村情報技術株式会社が提供する「BizLive」は、ウェビナーの企画からフォローアップまで一括でのサポートが強みです。特に、医療分野においては年間3,000回の配信実績を誇り、そのノウハウを活かした台本作成、会場手配、技術オペレーションといった事前準備から本番の運営、参加者フォローまでトータルで対応します。
また、全国に11箇所のライブ配信スタジオを完備し、中継技術を活用した講演も可能です。映像演出にも強みを持ち、合成やテロップ挿入、画面の切り替えなど、参加者を惹きつける高品質な演出を提供します。さらに、参加者の行動履歴やアンケートを詳細に解析し、マーケティング活動に役立てるデータ分析を支援することで、クライアントのビジネス目標達成を後押しします。
TKPウェビナー
TKPウェビナーは、会議室レンタルサービスを提供する株式会社ティーケーピーによる、専用の配信スタジオやプロのスタッフによる運営サポートを強みとするウェビナー代行サービスです。高画質・高音質の配信を実現し、台本制作や進行ディレクション、機材手配、アンケート作成など、企画から運営まで一貫してサポートします。
オンラインとオフラインで同時開催するハイブリッドセミナーや大規模ウェビナーにも対応できる柔軟性の高いサービスを提供しており、自社会場だけでなく外部会場での配信にも対応可能です。豊富な実績と信頼性で、安心してウェビナー運営を任せられます。
まとめ
ウェビナー運営代行サービスを活用することで、企画、集客、配信、フォローアップなどの負担を軽減し、より質の高いウェビナーを効率的に開催することが可能です。
特に、技術面でのサポートや配信環境、マーケティング施策に強みを持つ代行会社を選ぶことで、ウェビナーの成功率を高めることが可能です。自社の課題やリソースに合わせた最適なパートナーを見つけ、効率的な運営と成果の最大化を実現しましょう。
ウェビナーの開催でお悩みの方は、企画立案から配信、効果測定までの全プロセスを一貫してサポートできるFanGrowthをぜひご検討ください。