Webセミナーで集客数を増やすための方法と7つのコツ|人が集まらないを解決!
企業や商品・サービスの認知度を高め、信頼を築くための強力なマーケティング施策として人気のWebセミナー(ウェビナー)。いざ取り組んでみると「毎回同じ人ばかりが参加している」「一定の数から集客が伸びず悩んでいる」というケースに陥ることも珍しくありません。
ここではWebセミナーでの効果的な集客方法と集客数を増やすための7つのコツを紹介します。「Webセミナーの集客に注力したい」「リード数を増やしたい」という担当者はぜひご活用ください。
Webセミナーで集客数が少ない時の主な理由
Webセミナーの集客課題を根本的に解決するには、まずはなぜ今のWebセミナーに人が集まらないのかを考えましょう。浮かび上がる理由から自社の課題点を見つめ直すことが大切です。
魅力的に思われていない
Webセミナーの告知に使う画像やタイトル、企画自体の引きが弱い場合は残念ながら魅力的に思われていない場合があります。これはウェビナーに限らないことですが、まずは「聞いてみたい、受けてみたい」と思われるように仕掛けなければ集客につながりません。
特に注意が必要なのは、既視感が強くどこにでもあるようなコンテンツや、トレンドから外れているテーマ、セールスポイントが曖昧な企画です。テーマやターゲットは明確に示しつつ、できるだけシンプルな構成でウェビナーを組み立てましょう。また、参加者のニーズや自社にしかないソースをうまく活用することも重要です。
参加方法に手間がかかる・わかりづらい
Webセミナーには、「Zoom」や「Microsoft Teams」など誰でも簡単に操作できる使い慣れたツールの活用をおすすめします。なぜなら興味があっても新しいツールのダウンロードや会員登録など、参加のために必要な操作が複雑だと「面倒だ」と離脱を招く恐れがあるからです。
Webセミナーへの参加も送られてきたURLからワンクリックで簡単にできるなど、参加者に余計な手間や負担をかけないツールを選択しましょう。
告知を効果的にできていない
Webセミナーには最適な集客方法があります。予算をかけて露出を増やしたからといって、そこにターゲットがいなければ人は集まりません。
せっかく作った企画を宝の持ち腐れにしないためにも、告知をするプラットフォームやタイミング、露出の頻度を見極め、ターゲットに的確にアプローチしていきましょう。
【オンライン・オフライン別】Webセミナーの集客方法
Webセミナーの集客方法は多岐にわたるため、すべてを網羅すれば良いというわけではなく適切なチャンネルを見極めることが重要になります。ここでは、Webセミナーの集客方法をオンライン・オフライン別に紹介しますので、自社はどの方法で参加を募るのが適当か、しっかりと見定めましょう。
オンライン上での効果的な集客方法
オンライン上での集客方法は、広告出稿や自社媒体・セミナー集客サイトへの掲載、SNSの活用など多岐に渡ります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
Web広告・SNS広告
オンライン上での代表的な集客方法としては、Web広告やSNS広告があります。Web広告はブラウザ上に仕掛けるものでリスティング広告やディスプレイ広告など多様な種類があります。SNS広告は「Facebook」や「X」「Instagram」などのプラットフォーム上にアップされる広告です。
どちらも出稿費用がかかりますが、リアルタイムで能動的に情報を検索している相手に表示されるので、新規顧客にリーチできる可能性は高いと言われています。
SNSやオウンドメディアなどの自社媒体
広告費をかけずにオンラインで集客を狙うなら、SNSやオウンドメディアなど自社媒体は告知に最適な場所です。Webセミナーの開催が決まったら、自社のアカウントやトップページに情報を掲載し集客を促しましょう。
Webセミナー開催後も自社のアカウントやトップページにイベントレポートをまとめていくことで、実績一覧としての機能も果たすことができます。
セミナー集客サイト
Webセミナー開催の経験が少ない初心者におすすめなのが、セミナー集客サイトでの集客です。各社がセミナー情報を載せているポータルサイトなので、求めているターゲットとマッチングできる可能性は高いでしょう。
なかでも「Peatix」は、オフライン・オンラインを合わせて常時20,000以上のイベントが掲載されているプラットフォームです。全体の約3割がビジネスカテゴリーの利用であり、2022年1月と比較してもイベント公開数が50%以上増加しています。そのほか、IT系のWebセミナーが多数掲載されている「TECH PLAY」や、マーケティングや福祉など幅広いジャンルのセミナーを掲載している「こくちーずプロ」などがあります。
利用形態は完全無料なサイトから情報の掲載に審査があるサイト、掲載料や登録料、成果報酬料などの手数料がかかるサイトなどさまざまです。自社に最適なものを選びましょう。
プレスリリース
Webセミナー開催の認知を広げるという意味では、プレスリリースの利用も効果的です。開催予定のWebセミナーをメディア向けにまとめて情報提供・告知・発表することができます。
メディア向けの発信にはなるため直接的なアプローチとはいきませんが、Webセミナーの企画・テーマによっては専門誌などメディアに掲載される可能性があり、結果的に大きな反響を得られるケースもあります。
他のSNSとは異なるビジネス特化型のSNS「LinkedIn」を集客に活用するのも一つの手です。同じビジネスマンを主なターゲットとした「Facebook」は、招待された人や友だち同士でなければ閲覧できないページがありますが「LinkedIn」は情報がオープンに公開されています。
ターゲットの関心度合いに合わせて、投稿とDMを組み合わせたアプローチができたり、「LinkedIn」内のイベント広告でウェビナーを告知すれば、参加者の申し込みや管理までできる点も魅力です。
オフラインでの効果的な集客方法
オフラインでの集客方法は担当者や登壇者からの紹介のほか、DMやチラシの送付、テレアポが一般的です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
営業担当者や登壇者からの紹介
オフラインで集客する強みは、情報の信頼性が高く、熱量が伝わりやすいところです。特に既存顧客には営業担当者など既に顔を知っている人が直接アプローチをする方が、成功率は高まるでしょう。登壇者やゲストには自身のSNSなどで拡散してもらうことで、よりリーチを拡大できます。
DM・チラシの送付
予算に余裕があれば、DMやチラシを用意しておくと既存顧客への配布はもちろん、営業担当が商談時にWebセミナーを告知するツールとして使えます。テーマに合うターゲットがいそうなパートナー企業やクライアント先、コワーキングスペースなどにDMやチラシを直接持っていくのも効果的です。
テレアポ
テレアポでの集客は見込み顧客や既存顧客に向けて行うと有効です。テレアポは顧客の興味や関心度合いに合わせて、Webセミナーの価値を柔軟に伝えられるというメリットがあります。営業色の強い会話は避け、顧客のニーズを引き出す中でスムーズにWebセミナーの話に導くことが理想的です。
また、インサイドセールスも効果的に活用しましょう。公に告知して集客をスタートする前段階から先行案内をすることで、複数回のタッチポイントを作ることができます。参加申し込み時にニーズを拾い上げ登壇者に共有することで、Webセミナー開催後のリードの満足度を向上させ、商談率アップにも繋がります。
Webセミナーで集客数を増やすための7つのコツ
Webセミナーを開催する真の目的はユーザーとの関係値を深め、ファンになってもらうことで、その第一歩が集客です。ここでは集客数を増やすための7つのコツを紹介します。
本質的な課題を見つめ魅力的に思われる企画を作る
数あるWebセミナーの中でも「参加したい」とターゲットを惹きつける企画を目指しましょう。まずは顧客分析や失注分析、アポ分析をして、ターゲットが抱えている本質的な課題を見つけることが重要です。一つの視点に捉われず、多角的な目で課題を見つめましょう。
課題が見つかれば目的に応じてテーマを設定します。例えば「リード獲得」が目的であればトレンド感の強いテーマが求められるでしょう。そこに自社の持つリソースを組み合わせ、アイデアの種を大きくして全体を構成していきます。
斬新さばかりを追い求める必要はありません。ターゲットから「こんな情報が欲しかった」「探していた」と思われるような「痒いところに手が届く企画」を目指しましょう。
申し込みフォームや配信ツールを工夫する
Webセミナーの申し込みフォームや配信ツールはできるだけ直感的に操作できるものが好ましいでしょう。参加までの障壁をできるだけ取り除くために、申し込み時に必要な入力項目は最小限にしておくと親切です。また、配信ツールも「Zoom」や「Microsoft Teams」など一般的に使われているツールであればハードルが低く誰でも気軽に参加できます。
告知の頻度やタイミング、内容を見直す
告知後のリアクションが薄い場合は、告知の頻度やタイミング、内容を見直すべきかもしれません。日々忙しいビジネスパーソンにWebセミナーへの参加のスケジュールを確保してもらうには、ベストなタイミングで認知してもらう必要があります。開催日に近過ぎず遠過ぎない1〜2ヶ月前の告知が理想的です。開催日当日まで参加予定者に対してのフォローやリマインドも欠かせませんが、配信の頻度は節度のある範囲で実施しましょう。
外部のセミナー集客サイトを活用する
新規顧客数を増やすには、セミナー集客サイトを上手く活用しましょう。各社のセミナー情報が一覧できるプラットフォームなので、求めているターゲットが潜伏している可能性は多いにあります。また、マーケティングやAIなど特定のジャンルに特化したセミナー集客サイトもあるため、企画のテーマやターゲットに合わせてサイトを使い分けるとより効率的にアプローチが叶います。
SNSやオウンドメディア、自社サイトでの露出を増やす
予算をかけずに露出を増やせるSNSやオウンドメディア、ポータルサイトは積極的に活用してください。各プラットフォームは閲覧しているユーザー層が異なるため、全く同じ告知内容を使うのではなく、プラットフォームによって適宜変更するのが望ましいでしょう。オウンドメディアやポータルサイトではバナーで申し込みフォームに誘導したり、SNSではタイムラインに流されないように固定したりしておくと親切です。
顧客に個別に案内する
現在案件が進行している顧客、過去に案件化していた顧客、商談化こそしていないものの興味を示してくれている見込み顧客には個別にアプローチすることで、高確率で参加を促せます。公に告知する前段階で先行予約として案内したり、特典を付けたりするとより効果的です。
共催のWebセミナーを開催する
自社ウェビナーがマンネリ化してきた企業には、複数の企業が協力して企画・運営を担う共催Webセミナーの開催がおすすめです。自社と親和性の高い企業を選定し同じテーマで語らう場を作ることで、参加者にはより有意義な情報を届けることができます。また、運営側は互いに集客した顧客リストを共有できるため新規顧客の獲得も可能です。
メルマガを見直す
既存顧客へのアプローチとしてメルマガを利用している場合は内容を見直しましょう。たとえば開封率が低いメルマガなら、タイトルに引きがないのかもしれません。また、集客率が低いなら本文が長い、定型文のようになっているなど離脱される箇所の見直しが必要です。
メルマガの内容は毎度同じものを送るのではなく、ウェビナーの内容を切り取ったり切り口を変えたりしてユーザーを惹きつけましょう。定期的にどこがネックになっているのかを見極め、改善を繰り返すことが大切です。
まとめ
Webセミナーに限らず言えることですが、人が集まらないのには必ず理由があり「なぜ」を掘り下げれば解決策は導き出されるはずです。そして、大事なのは、オンラインとオフラインのアプローチを掛け合わせながら、いかにユーザーとの関係値を深められるかということです。その先にようやく商談化があります。
瞬間風速的な集客では意味がありません。地に足を付けて魅力的なコンテンツを作り、Webセミナーの運営全体のPDCAが回れば自ずと集客数も増えていくはずです。
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