ウェビナー

初心者にもできるウェビナー録画ガイド ツール別の方法や録画後の活用について解説

目次

ウェビナー(オンラインセミナー)は録画することで、自社コンテンツとして長く活用できます。

ZoomやGoogleミートなど多くのビデオ通話ツールには録画機能があり、初心者でも簡単に画面の録画が可能です。
ウェビナーの主催者として録画機能を活用し、動画をアーカイブ化したり、形を変えて再利用したりして、自社コンテンツを増やしていきましょう!

本記事では、ウェビナーの録画方法をわかりやすく解説し、どうすれば効果的な活用ができるかを紹介します。

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ウェビナー録画のメリット

画像出典:Adobe Stock

ウェビナーの録画配信は、現代のビジネスや教育の世界で非常に重要なツールとなっています。以下は、ウェビナー録画の主なメリットです。

  1. いつでも視聴できる
    ウェビナーの録画配信は、視聴者が「いつでも」「繰り返し」視聴できる点が大きなメリットです。ライブ配信と違って、1度録画した映像を使い回せるため、時間や場所を選ばずにアクセスできます。

  2. 距離を問わないユーザー獲得
    遠隔地に住む人や国外のユーザーからも参加者を獲得できます。また、いわゆる「ながら視聴」もできるため、集客率が高くなります。

  3. 企業のプロモーション
    録画したウェビナー動画を特定のプラットフォームに掲載することで、企業のブランドや製品のプロモーションにも活用できます。

  4. コンテンツのコスト効率
    ライブ配信したウェビナーの録画データを再利用することで、コンテンツの生産コストを削減できます。同じ内容を何度も配信する必要がなく、効率的に情報発信ができます。


ウェビナー録画のデメリット

前述のとおりウェビナー録画には多くのメリットがありますが、デメリットも無いわけではありません。考慮する必要があります。

  1. 技術的な問題
    録画のプロセス中に技術的な問題が発生する可能性があります。これには、録画の品質の低下、音声の遅延、映像の乱れなどが含まれることがあります。

  2. データのセキュリティ
    録画データの保存と共有にはセキュリティ上の懸念が伴うことがあります。機密情報が含まれる場合、適切なセキュリティ対策が必要になるでしょう。

  3. 参加者のプライバシー
    ウェビナーの参加者の顔や声が録画される場合、プライバシーの問題が発生する可能性があります。事前に参加者の同意を得るなどの対策が求められることがあります。

  4. ライブ感の欠如
    ライブ配信では、配信中にユーザーからの質問に答えるなどのインタラクションが生まれるのが特徴です。録画したウェビナーでは難しいため、どうしても視聴者とのつながりが弱くなることがあります。
  5. コンテンツの陳腐化
    時間が経つと、録画されたコンテンツは古くなる可能性があります。特にAIなど急速に変化するトレンドに関する話題では、情報がすぐに陳腐化する恐れがあります。


ZoomやGoogle Meetでのウェビナー録画がおすすめ

ウェビナーの録画をするにあたってのツール選びでは機能も大事ですが、使い慣れていることが最も大切ではないでしょうか?

利用人口の多いZoomやGoogle Meetでは、元々録画機能があります(有料の場合あり)。まずは主催側にも視聴側にも使いやすいツールとして、ZoomとGoogle Meetでの録画方法を紹介します。

Zoomでの録画方法

Zoomウェビナーは自動で録画する方法と手動で録画する方法があります。

自動で録画する方法

  1. ZoomのWebサイトにサインイン。
  2. 「ウェビナーをスケジュールする」をクリック。
  3. ウェビナーの設定の中で「自動的にウェビナーをレコーディングします」にチェックを入れる。
  4. ウェビナーを開始すると自動でレコーディングが開始されます。

自動録画の場合、録画データはZoomのクラウド上に保存されます。

手動で録画する方法

自動で録画すると、配信中のすべてが記録されるため、特定の部分だけを録画したい場合は、手動で録画を開始することが可能です。手動録画の方法は以下の通りです。

  1. ウェビナーを開始します。
  2. 録画を開始したいポイントで画面下にある「レコーディング」をクリック。
  3. ローカルに保存する場合には「このコンピュータにレコーディング」、クラウドに保存する場合には「クラウドにレコーディング」をクリックで録画が開始されます。

録画を止めたい場合は、「レコーティングを停止」をクリックします。

これらの方法により、Zoomウェビナーの録画が簡単に行えます。自動録画は録画のし忘れを防ぐために便利で、手動録画は特定の部分だけを録画したい場合に適しています。録画の方法を選ぶ際は、ウェビナーの内容や目的に応じて最適な方法を選ぶとよいでしょう。

クラウドに保存した場合、Zoomのアカウント内で録画データを管理することができます。ローカルに保存した場合、PC内の指定したフォルダに保存されます。


Google Meetでの録画方法

Google Meetの録画機能は有料のGoogle Workspaceの契約が必要で、無料プランでは使用できません。有料プランでも「Business Starter」は使用不可です。録画可能な時間は最長8時間で、エディションによって録画機能の有無と価格が異なります。
もしGoogle Meetを使っていて録画ができない場合は契約プランを確認してみてください。

Google Workspaceの管理者から許可を受けた「会議の主催者」もしくは「主催者と同じ組織に属しているユーザー」が録画を開始できます。

  1. ウェビナーを開始します。
  2. 画面右下のアクティビティアイコンから「録画」を選択し、「録画を開始」をクリックします。
  3. 録画を終了するには、録画開始時と同様に画面右下のアクティビティアイコンから「録画」を選択し、「録画を停止」をクリックします。もしくは、参加者全員が会議から退出した場合にも録画は停止します。

録画された映像データとチャット情報は、主催者の「マイドライブ」内の「Meet Recordings」フォルダに自動で保存されます。保存先は「Googleドライブ」で、データの共有も可能です。


デバイス別ウェビナー録画の方法

ZoomやGoogl Meetの機能を使わずにウェビナーを録画する方法は、使用するデバイスやツールによって異なります。PCやスマートフォンでは、専用の録画ソフトをインストールすることもできますが、ここではOSの機能や標準搭載のソフトを活用して録画する方法を紹介します。

PCでの録画方法

画像出典:Adobe Stock

PCでウェビナーを録画する方法は主に以下のような手法があります。
Windows10か11が搭載されているPCであれば、ゲームバー機能を使って画面録画できます。

  • 「Windowsキー + Gキー」を押し、●ボタンを押すことで録画できます。また、「Windowsキー + Altキー + Rキー」を同時に押すことでゲームバーを表示させずに録画を開始できます
  • 録画を停止したい場合は「■ボタン」をクリック


MacOSを搭載したMacbookを使用している場合、画面全体もしくは画面の一部分だけを録画できます。

画面全体を録画する場合

  • 「shift+command+5」キーを押すと、スクリーンショットや動画撮影のためのツールバーが表示されます。
  • ツールバーの「画面全体を収録」をクリックします。
  • 画面をクリックして収録をスタートさせます。
  • 停止したい場合はツールバーの「■ボタン」をクリックします。

画面の一部分だけを録画する場合

  • 「shift+command+5」キーを押すと、スクリーンショットや動画撮影のためのツールバーが表示されます。
  • ツールバーの「選択部分を収録」をクリックします。
  • 録画したい部分をドラッグして範囲を選択します。
  • ツールバーの「収録」ボタンをクリックします。
  • 停止したい場合はツールバーの「■ボタン」をクリックします。


スマートフォンでの録画方法

画像出典:Adobe Stock

iOSでの録画方法

iOSデバイスでは、画面録画機能を使ってウェビナーを録画することができます。以下の手順で録画を行うことができます。

  1. 「設定」から「コントロールセンター」を選び、「カスタマイズコントロール」をタップします。
  2. 「画面録画」を追加して、コントロールセンターにアクセスします。
  3. ウェビナーが開始する前に、コントロールセンターから画面録画ボタンをタップして録画を開始します。
  4. 録画を終了する際は、画面上部の赤いバーをタップし、「録画を停止」を選びます。


Androidでの録画方法

Androidデバイスの場合、バージョンによっては画面録画機能が搭載されています。以下の手順で録画を行うことができます。

  1. ウェビナーが開始する前に、画面上部を下にスワイプしてクイック設定パネルを開きます。
  2. 「画面録画」または「スクリーンレコード」のアイコンを見つけてタップします。
  3. 録画設定を選び、録画を開始します。
  4. 録画を終了する際は、通知パネルから「録画を停止」を選びます。

録画の設定や保存先などはデバイスやOSバージョンによって異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
また、どのツールを利用していても、高画質な録画ファイルをデバイスに保存する場合は十分な空き容量が必要です。録画前に容量を確保することで、途中で録画が停止する問題を未然に防ぎましょう。


その他のツール

ウェビナーツールの選び方には、自社の開催規模に適しているか、参加者が気軽に参加できる環境か、必要な機能が揃っているか、サポート体制が万全か、無料トライアルやデモ体験が可能かなどのポイントが挙げられます。

以下は、いくつかのおすすめウェビナーツールの比較情報です。

  • Cocripo
     簡単操作・低コストでウェビナー配信に特化した専用ツール。ライブ配信録画配信が可能で、300名まで対応。月額30,000円(税抜、以下同)から。
  • EventHub
     数十名規模のウェビナーから数万名規模の大規模展示会まで対応するイベントプラットフォーム。
  • eventos
    自社専用のオリジナルサイトで、自由にイベントをカスタマイズできる統合イベント管理ツール。月額100,000円(別途初期費用あり)から。
  • Smart vLive
    インターネット経由で1秒未満の低遅延ライブ配信を実現。初期費用50,000円、基本月額50,000円から。


ウェビナー録画後の活用方法


録画したウェビナーはそのまま掲載してアーカイブとして利用するだけでなく、そこで話されたノウハウをもとにさまざまな形式のコンテンツに変換できます。コンテンツ作成にリソースを割けない事業フェーズにあるときは特におすすめです。

例えばウェビナー終了後に録画した動画のリンクを送付するだけでなく、その内容をウェビナーレポートにしてメルマガで送付することで、インサイドセールスにフックにすることができます。

アーカイブした動画もそのまま使うのではなく、ショート動画にすることでSNS広告にも利用できます。

このように、録画したウェビナーを二次利用することで、より深く顧客との関係を築き上げることができます。
ウェビナーの録画を単なる情報の記録としてではなく、ビジネスの成長を促進するツールとして活用することで、競合他社に対する差別化とブランドの確立が進展します。ぜひコンテンツマーケティング施策の中心に添えてみることをおすすめします!


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