ウェビナーで成果をあげるならインハウス or 外注? メリット・デメリット解説
ウェビナーは適切に設計・実施することで、効果的に成果をあげられるマーケティング施策です。
ウェビナーの実施において、自社ですべて手掛ける「インハウス」、専門の企業に任せる「外注」、どちらがより効果的でしょうか。
意外に思われるかもしれませんが、「外注」側にいる弊社の結論は
「インハウスですべて回せるのが理想」
です。
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外注はスピード感を落とさず施策を回すための手段
以下はウェビナー施策をインハウスで回す場合と、外注する場合のメリット・デメリットを表にまとめたものです。
インハウスの最大のメリットは何と言ってもノウハウが内部に蓄積することです。うまくノウハウが貯まってくれば、施策実行スピードも上がってきます。
もしノウハウを貯めるだけのリソースがないと、そもそも施策を回していくのが困難です。そのような状態では、ノウハウを常にアップデートしていけるのかも懸念事項になってきます。
外注業者は多くのノウハウを持ち、施策立案・実行能力に長けています。
そのため、まだ自社内にノウハウが貯まっていない状況であったり、施策を回すだけのリソースが足りない状況であったりするなら、外注を選択することはまったく悪いことではありません。
ただし、外注は施策立ち上げ時こそスピード感はありますが、インハウス化できている状態と比較すると、どうしても遅めになりがちで属人化もしやすいです。
外注するか判断するうえで大事なのは、自社が「スピード感を落とさずに施策を回せる状態」にあるかどうかです。
ウェビナー施策に限った話ではありませんが、自社の事業フェーズ等も考慮しつつインハウスか外注か見極めましょう。
インハウス化を前提とした外注を利用する
ずっと外注で任せっきりでは、インハウスで施策をすべて回すなどいつまでも実現できません。
そこでオススメしたいのがインハウス化を前提とした外注です。
外注業者のスタンスがインハウス化を前提としているのであれば、自社のマーケターの教育もしてくれます。施策実行スピードを落とすことなく、外注業者のノウハウを吸収しながらインハウスへの移行を目指しましょう。
外注を継続するかどうかは、あらかじめ期間を決めておいて、ある程度自社で回せるようになったかどうかで判断するのがオススメです(期間の目安は6ヶ月間程度)。
外注を検討すべき事業フェーズとは
では、事業がどの段階にあればウェビナー施策を外注すべきでしょうか。
弊社ではPSF(Problem Solution Fit)達成以降の事業フェーズで外注を検討するべきと考えています。
PSFを達成し、さらにユーザー数を拡大していくためには施策数も増やさなければいけません。この段階で外注することでリソースを確保し、スピード感を落とさずに施策を回す状態を維持していきましょう。
まだPSF達成より前の事業フェーズであれば外注せず、社内リソースで施策を回し、価値仮説を作ることに集中すべきです。
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外注業者との取り組みで成果を出すために
外注業者との取り組みで注意したいのは、要件定義、KPIといったいわゆる「上流」の設計は必ず自社で決めることです。
「何のためにどのような手段でどのくらい成果を出すか」を決めないと、外注業者側もうまくコミットできなくなってしまいます。
また、前述のとおり外注業者は多くのノウハウ、つまり成功事例を持ち合わせています。
施策実行は、一定の成果が出るまでは信じて任せると決めることも重要です。
インハウスマーケター | 外注業者 | |
要件定義 | ◎ | |
KPI設計 | ◯ | ◯ |
施策立案 | △ | ◎ |
施策実行 | ◎ | |
振り返り | ◯ | ◯ |
施策改善 | △ | ◎ |
業務委託はどんな場合に検討すべき?
外注ではなく業務委託はどんな場合に利用するのが最適でしょうか。
もし自社に型(=成功パターン)がない状態だと、うまく成果をあげづらい可能性があります。
自社に型が既にあって、単純にリソースのみ必要なのであれば業務委託で問題ないでしょう。
外注は施策から一緒に考えてくれるので、もし自社でノウハウを持ち合わせていないなら、外注を選択するほうが適切です。
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